新型コロナウイルスの感染者が国内で初めて確認されてから15日で1カ月を迎えた。この日、和歌山県では新たに3人に感染が判明し、都内でも新たに8人の感染が発表された。
8人のうち6人は、13日に感染が判明した都内在住の個人タクシー運転手が1月18日に参加した屋形船での新年会に出席していた濃厚接触者。1人は、その屋形船の従業員だった。屋形船での感染は計9人。都では新年会に参加した76人や屋形船の従業員16人など計190人を検査し、119人は陰性が判明している。
残る1人は都内在住の40代男性会社員で、2日にせきなどの症状があり、5日に発熱して都内の医療機関を受診した。10日に別の医療機関を受診した後、東海道新幹線に乗って愛知県内に出張していた。男性は12日から入院し、気管挿管して呼吸管理している状況で重症のため、十分な聞き取りができていない。糖尿病の持病があり、発症後はマスクを着用していたという。発症前14日以内に中国・湖北省や浙江省での滞在歴はない。都によると都内の感染者は計14人となった。
加藤厚労相は会見で、13日以降、感染経路が明らかでない国内感染者が複数報告されていることについて「これまでとは状況が異なる」との見解を示した。治療態勢などを見直す専門家会議を16日に開催する。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース